訪問STが在宅で嚥下障害のリハビリでどんな事をしているのかざっくり書く2

訪問STの仕事ってこんな感じ

こんにちは。


というわけで、
この記事→訪問の言語聴覚士が摂食・嚥下障害のリハビリをざっくり書くの続きですね。


訪問リハビリに興味があるSTに届くといいな!!
それじゃあ第2弾話していくよ!


ちなみに、
第1弾はこちらからね。

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急に嚥下リハビリが必要になる…だと?

はい。


摂食・嚥下障害の時って急なんですよね。
急に始まるんです。


今回は、

②加齢に伴って摂食・嚥下機能が低下してリハビリが必要になった

の部分を話していきます。


年齢とともに嚥下機能が落ちてきた事に不安と恐怖を覚えた利用者さん本人や家族が、
ケアマネさんを通して連絡が来ます。


「ながとさん~そんな理由なんで見てくださいよ~」
と訪問リハビリが追加されて、
リハビリ契約後に訪問に行くんですね。

訪問リハビリの場合は、
病院と違って主治医から指示書を貰ったり、
利用者さん本人や家族と、
リハビリの契約を交わしたりしてから訪問スタートになるので、
場合によっては上記の話が上がってから
訪問開始まで結構時間がかかったりする。



在宅で嚥下リハビリが必要になった利用者さんには
こんな事をします。

・どんな時にむせるのかや、
最近食べる時変わった事はないかのヒアリング

・口腔内の視診

・用意してもらったお茶や食べ物を使って水飲み検査やフード検査
(必要があれば)



こんな感じかな。


でも、
私が経験した限りですが、
「こ…これは、
嚥下リハビリした方がいいわ!!」って思う利用者さんは
そんなにいなかったというか…。


3か月で円満終了になった人たちが多かったです。


というのも、
嚥下リハビリをがっつり行うよりも、
以下の事を行ったらリハビリ終了になったんですよね(笑)

入れ歯を作り直そう

一人目は、
義歯を作り直したら終わりました(笑)


呑み込みが悪くなったと依頼があって、
訪問開始してヒアリングをしていた時に、


「入れ歯ってどうしてます?」
って確認したら、


水に入れて保管してないは、
口に入れにくくなったから金属やすり(?!?)で削って入れているとか
まあ素敵な話が沢山(笑)


即家族に連絡して、
「入れ歯作り直してください!即!!」


そして入れ歯完成後…。
かみ合わせが改善→呑み込みが改善したので終了したというケース。


意外と家での義歯の扱いずさんな事が多いから、
入れ歯がどんな状態かチェックはしないとなと思いました(笑)

まず起きてご飯食べろよ!!

次の利用者さんも、
呑み込みが悪くなったって相談をケアマネさんからもらって利用開始になったのですが、


まあ…ヒアリングをした時に出てきたワードが、
「ベッドで寝ながらご飯を食べている」
(この方は要支援の方でバリバリ元気)


いやいや!!
ご飯はテーブルで食べよ?



歩行器を使っている事もあって、
リビングまで行くのが大変といった事情もありましたが、
運動の為にも嚥下維持に為にも


リビングで、
テーブルで、
ご飯を食べろ!!!


という話と嚥下体操を自分でできるように、
3か月間洗脳させました(笑)


在宅の摂食・嚥下障害って、
病院からの退院した方以外にも在宅で急に・・・!というパターンもあります。


様々な嚥下障害の方がいて楽しいですよ(笑)


おしまい。

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