こんにちは。
急性期と回復期のSTリハビリはどういう事をしているのかは、
現場を見たり同期の話を聞けばイメージしやすいかもしれません。
でも訪問STの仕事内容ってどういう感じなのか、
なかなか聞く事ってないのではないかなと思います。
訪問STは、地域によってはまだまだレアキャラなんですよ。
ポケモンだと伝説級であり、
ソシャゲならSSRクラスですよ。
たぶんな。
回復期リハビリでももちろんそうかもしれませんが、
訪問リハビリでは、
利用者さんの生活場面を実際に見て想像して、
プランを立てていくんですね。
突撃、訪問STのお仕事!
今回は、失語症の利用者さんへの訪問リハビリでどんな事をしているのか
ざっくり簡単に話します~。
訪問STの仕事は、
急性期・回復期と同等に機能訓練は行います。
ただ、障害された機能を回復する事をメインにする…というよりも、
ICFの「参加・活動」を前提に考えて、
機能訓練の必要性の有無を決める事があります。
失語症の利用者さんの場合
そのノートを家族が使うと想定してyes/noの練習をする
・お孫さんの名前と写真を使ってマッチング→名前を呼ぶ練習
・旦那さんと話す事を想定して、
質問攻めのがっつりコミュニケーションの練習(軽度の利用者さん向け)
・銀行でお金をおろしたいから、
数字の暗証番号を覚えて暗証番号を実際にATMまで行く練習
とか、
こんな感じの訓練をよくやっていたな~。
他にも競馬新聞を声に出して読んで感想を相手(私(笑))に伝える練習とかね。
やっぱり、
訪問リハビリって家に行って行うリハビリなんですが、
絵カードを使ってどうこうあれこれというよりは、
利用者さんの生活に直結した内容にしていかないと、
リハビリをする意味がないんだと思っています。
犬や猫と絵カードの名前を言えるよりも、
買っているペットがいるならその子の名前や、
子ども・孫の名前が言えた方がいいんですよ。
もちろん回復期でもおこなっていると思いますが、
訪問リハビリはより生活にグググッと近いリハビリプログラムを考えていく必要があると
私は思っています。
はい。
ざっくり簡単に説明しました(笑)
次は摂食・嚥下障害の利用者さんへの訪問STの仕事を書いていきますね。
→訪問の言語聴覚士が摂食・嚥下障害のリハビリをざっくり書く
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