餅を食べやすくする調理方法や、もしもの時の対処法とは!?

嚥下障害の家族へ

こんにちは。
ながとです。


お正月には、家族団らんでお節料理やお餅をつつきたいですね。
でも、お餅ってこちらのページでも書きましたが、非常に食べにくい食べ物です。


餅は「硬くて」「口の中でばらばらになりにくい」「ネバネバした」食べ物ですよね。
でも、でも、この食べにくい餅を食べやすくする調理方法があれば嬉しいですよね。


今回は、そんな食べにくいお餅を食べやすくする調理方法や、もしもの時の対処方法を話します。

餅が食べにくい理由の記事はこちらに書いてあります。
ご参考までにどうぞ。
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餅を食べやすくする調理方法とは?

上記でも書きましたが、餅の性質は、「硬くて」「(口の中で)ばらつきにくくて」「ネバネバしている」食べ物でよね。
そんな餅も食べやすくする方法があります。


今回は手に入りやすい「切り餅」を例にして説明しますね。

お湯にくぐらせてゆでる。

餅がのどに詰まってしまう原因は、硬くてネバネバと張り付きやすいからです。
この「硬い」を解決していく事が大切になります。


その為に、少し硬い餅を「茹でる」!
餅を茹でる事で、つきたての餅の状態に近づける事が出来ます。

【手順】
①沸かしたお湯に、切り餅を入れる

②中火で約2分茹でる

③火を止めて、器に移す。

この時の餅の大きさは、こぶしくらいの大きさで構いません。
もちろん切り餅なら、そのままの大きさで構いません。

食べやすい大きさに切る

お湯で湯がいた餅を、食べやすい大きさ程度(親指程度)にカットしましょう。

※余りに小さすぎると、口の中に餅が入っているという感覚が分かりにくくなります。
いつの間にか喉の方へ行って気管を塞いでしまう・・・という事もあるので注意してください!

味付けは絡めやすいタイプがおすすめ

餅の味付けは沢山ありますが、食べやすい餅に対してはこちらの3種類がおすすめです。

①醤油ベースのたれ
②こしあん(お汁粉にする場合もこしあん)
③お雑煮

この3つの味付けの特徴は「餅に味が絡みやすい」事です。


では、逆に「きな粉」「ゴマ」はどうしてないのか。


きな粉やゴマは、しっかり餅についていたらいいのですが、餅にふわっふわと軽くついているだけで、粉がパラパラと落ちてしまったら要注意です。
餅にしっかりと粉がついていないと「ムセ」の原因になります。


こんな経験はありませんか?
きな粉じゃなくてもいいですが、粉薬や、きな粉以外の粉ものを飲んだ時「ゴホゴホ」と咳込んでしまう経験。


・・・そう、細かい粒子のものは口の中でばらばらになりやすく、粒子ゆえに簡単に気管に入り込んでしまうんですよね。
その時「ゴホゴホ」とせき込んでしまう事が「ムセ」です。


きな粉やゴマは細かい粒子なので、餅にしっかりとついていない場合は、餅から離れてしまって粒子が気管に入って・・・ゴホゴホとムセてしまうかもしれないのです。


酷い場合、粉でムセこんだまさにその瞬間、餅を飲み込むタイミングを誤り誤ってしまい、餅で気管を塞いでしまう・・・なんて事が起こってしまうかもしれません。


なので、「きな粉」や「ゴマ」といった細かい粒上の味付けは避けてくださいね。

また、こしあんの方がいい理由もこの「ムセ」に関係があります。
粒あんの「粒」や「皮」でも、場合によってはムセ込んでしまう場合があります。
こしあんは粒や皮はないの、味付けにはちょうどいいです。

※普段の食事で、最近むせやすくなったな・・・と感じた場合は。このむせやすい「きな粉」「ゴマ」「粒あん」は是非避けましょう。

手作りの餅を作りたい!そんなあなたには・・・

上記では、「切り餅」を使って説明しました。


でも、安心して餅を食べてほしい!という場合は、餅を手作りで作る事も出来ます。
「も・・・もち米から!?」と思ったかもしれませんが、いいえ違います。
もち米に変わる代用品を使って、のどに詰まりにくい餅(に近いもの)を作ります。


餅に近い(もしかしたら餅もどき)食べ物になるので、場合によっては「これは餅じゃない!」と思う事もあるかもしれません。
ですが、この記事にも書きましたが、餅を食べる為にはしっかりと

「噛む力」「飲み込む力」

が必要になって来ます。


「噛む力」と「飲み込む力」が少し衰えてきている場合は、「餅に近い食べ物を出してみる」という事も一つの道だと思います。


食べやすい餅の作り方は
介護ライブラリ
和子の暮らしエンジョイ
を参考にしてみてください☆


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餅を詰まらせてしまった時の対処法

上記で安心して食べられる餅の調理法をお伝えしましたが、安全に気を遣っても起こってしまう事がある「餅を詰まらせて窒息」事故。
毎年、高齢者の餅による窒息事故が後を絶ちません。

東京消防庁より


ここでは、もしもの事態になった時の対処法をお話ししていきます。
①119番を呼ぶ
必ず呼びましょう。
「救急です。窒息です」と伝える事が大切です!


②「腹部突き上げ法(ハイムリック法)」と「背部叩打法」を行う
窒息して、意識がある場合はこの二つのやり方を行います。
肺の空気を利用して餅を取り除きます。

この時、意識があるからと無理やり口に手を入れて、餅を吐き出させようとはしないでください。
手を噛まれる危険性があります。

ハイムリック法と背部叩打法の詳しいやり方は、この動画を参考にしてみてください。




意識がない場合は、心肺が停止してる事を意味しています。
その場合は、③心肺蘇生法を行います。

!ちなみに!
「掃除機で餅を吸い取って取る」という民間療法?的なやり方がありますが、これは最終手段です。
掃除機のノズルによっては、
①口の中に入らない。
②(入ったと仮定して)舌を吸い込んでしまい、命の危険性のリスクが高くなってしまう。
③硬いノズルを口の中に入れる事で、歯が折れてしまう可能性がある。
歯が誤って気管の方に誤飲してしまう恐れがある。
どうしても、やむを得ず掃除機で吸い取る場合は、救急隊員の到着を待ってからの方がいいと思います。
その為にも、救急車の連絡は速やかに行いましょう!

まとめ

お正月の名物でもある「餅」
新年一番最初に食べる・・・なんて事もあると思います。


美味しい美味しい餅を安心して食べられるように様々な工夫が必要になる事もあります。
工夫を凝らして、美味しく餅をいただきましょう!


それでは。
以上です。

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